ここ10年間で、高校生物で教えられる内容は相当に変化し、充実してきました。
しかし、それだけ入試科目としての「生物」は、暗記すべき知識量や専門用語
の数が「物理」「化学」に比べて圧倒的に多くなり、 負担が大きくなって
しまっているのも事実です。

 

しかし、英単語や年号の記憶でもそうですが、記憶すべき事柄に「興味を持ち」、
「その裏にある概念や事実を知る」ことで、単純記憶の負担を減らすことが
でき、一見断片的な情報を連続した知識体系に統合することで、入試で「使える
武器」とすることができます。

 

実際の入試では、マーク式・記述式を問わず、単なる知識のみばかりか、
資料・グラフなどから実験結果の客観的な読み取りができ、更に読み取った
結果を生物用語を的確に用いて説明できる力の有無が問われることが多く、
過去問の研究と検討は欠かせません。なるべく早い時期からその練習を
繰り返し、持っている知識を確実に得点に繋げる能力を養います。