【英語4技能講座 Q&A】


Q.英語4技能検定にはいろいろなものあるようですが、どう違うのですか?どれを受けたらいいですか?

A.英語4技能検定には、英検、GTEC、TEAP、TOEIC、TOEFL、IELTS、ケンブリッジ英検などがあります。英検(実用英語技能検定)はもっとも知名度が高く、またもっとも受けやすい英語4技能検定で、大学入試でも非常に多くの大学で採用されています。GTECは、個人で受けられるのはGTEC CBTという試験で、すべてのテストがコンピュータ画面で行われます。TEAPは上智大学と英検協会が共同開発した4技能検定で、英検と同様にリーディングはマークシート方式、ライティングは手書き、スピーキングは面接形式で、高校2年生以上が対象です。上智大や青山学院大など、入試にTEAPのみを認定している大学もあるので注意が必要です。GTEC CBTやTEAPでは、1回の試験に英検準2級~準1級程度の問題が混じって出題されます。以上が国内の団体による4技能検定で、それぞれ年3回実施されています。

TOEIC、TOEFL、IELTSなどは外国の団体による検定試験です。TOEICは英検とならびもっとも普及している試験の一つで、内容は主に社会人向けのビジネス英語です。ほぼ1か月に1回実施されており、2技能だけなら検定料も安いので気軽に受けることができます(ただしTOEICは「英語成績提供システム」からは撤退しました)。TOEFL、IELTSは海外の大学の入学審査で使われることの多い試験です。

これらの検定はすべてCEFR(セファール)という基準で統一されています。例えば、CEFR B1=英検2級=GTEC CBT 1000~1249=TEAP 226~333となっています。多くの大学では「B1相当以上」というように基準を定めているため、複数の4技能検定が認められています。

どの英語検定を受けるかは、まず志望する大学がどの検定を要件としているか、そして検定との相性、検定料などを総合して決めることになります。相性判断や練習のために、早いうちにいろんな検定を受けてみるとよいです。


Q.英語4技能検定のスピーキングやライティングではどんな問題が出るのですか?

A.スピーキングでは、会話応答形式でさまざまなことが訊かれたり、与えられた図や表、イラストについての説明が求められます。ライティングでは、図表や文章の説明や要約、意見記述、eメール文の作成などがあります。
スピーキングとライティングで共通しているのは、自分の意見や考え方が必ず訊かれることです。社会性の高いテーマに関して、理由や根拠をつけながら自分の意見を相手にわかりやすく伝えることが求められます。英語力だけではなく、普段からさまざまなことに対して興味や問題意識を持って生活することが大切です。


Q.小学生ですが、講座を受講できますか?

A.英検5級(中学初級程度)相当の英語力を身につけている方ならどなたでも受講できます。学年というよりも、あくまでそれぞれの英語力に合わせた授業を行っています。


Q.海外の大学への出願にTOEFLのスコアが必要なのですが、受講できますか?

A. 英語4技能検定を受けたい方ならどなたでも受講できます。