高校生3年生

<共通テスト対策>

共通テストの数学は「思考力を試される」という話がよく聞かれますが、これまでの2回の共通テストで言えることは、「多くの問題が、教科書にあるような典型問題の変形」だということです。普段の勉強で、問題の表面だけを見てなんとなくで解いていると、共通テストのように通常と異なる問われ方をした時に、本質的には典型的な問題であってもとても難しく思えてしまいます。ただ解けるようにするだけでなく、解く上でなぜそのプロセスを踏むのかしっかり納得し、説明できる水準まで理解することが重要です。

他に「時間制約が非常に厳しい試験」である点はセンター試験時代から継続しています。そのため以上の典型問題の理解に加え「計算を省力化する、誘導やマーク式の特性を生かしてアプローチする」といった技術的なことにも指導していきます。

 

<二次試験対策>

理系の生徒は志望校の過去問を中心とした問題演習をします。大学の入試問題ほど良質な問題はほかにありません。はじめはどこから手を付けてよいのかわからない問題も多いですが、そこで必要なのはセンスやひらめきではありません。糸口は必ず今まで学習してきた内容の中にあります。問題を解くために気づかなければならない視点や考え方を丁寧に解説します。

難関大学を目指す文系の生徒は二次試験にも数学があります。数学は二次の科目の中で差がつきやすいので、数多くの難問に対応するために数Ⅲを教えることもあります。幅広い知識で考える力を育て、記述力を身につけます。

高校2年生1年生

高校の数学は量・質ともに中学と比べて格段にレベルが上がります。中学で学んだ二次関数は複雑化し文字定数による場合分けなど、より高度な考え方が要求されます。高校数学は難しい!と拒否反応が出てしまうのもこの辺りからでしょう。

進学校には中学で数学を得意としていた生徒が多く集まる傾向がありますが定期テストの平均は100点満点で30点~40点ほどです。問題のレベルはセンター試験に及ばないくらいですから困難な問題ばかり出されるというわけではありません。高校の数学は中学までの勉強のペースでは間に合わないほど高いレベルであり進むスピードも速いので得意と思っていた数学なのに思ったように得点できないということなのです。

また、学校の問題集の解答は多くの場合不親切なので、わからない問題を自力で理解するのは大変な労力と時間を要します。当塾では個別に生徒の進度を見ながら不得意な部分をピンポイントで指導しており、限られた時間の中で効率よく学習することができるようにしています。

一度理解した内容は繰り返し復習することが肝心です。理解する→自力で解く→改めて復習するという流れを通して定着しましょう。内容が高度であるほど定着には時間がかかります。できなかった問題を自力で解けるようになるには諦めずに何度も復習する根気が必要です。 

中学生

中学の数学は数学が得意な生徒にとってはあまり難しくありませんので、この時期が先取り学習する一番のチャンスです。 中学3年生のH君は中学2年生から高校生の単元を学習してきました。中学の数学の勉強は塾ではほとんどやりませんでしたが12月の学調は50点でした。より高度な勉強をすることにより中学の数学の問題を正確にかつスピーディに解くことができています。

中学2年生のS君はすでに数Ⅱの勉強に入りました。3年になるころには微分積分を教えることができると思います。同じく中学2年のHくんは中学3年も含めた高校入試のコンテストで上位に入りました。将来楽しみな生徒がいることは塾の誇りです。 でも、こんなふうに数学が得意な生徒ばかりではありません。

多くの場合、普段の学校での成績が大切ですので定期テスト対策を十分に行っています。 また、私立中学は公立とは異なった教科書・問題集を用い独自の進度で進んでいます。単元を学ぶ順序も各学校で異なりますので、個別に対応しています。

小学生

中学受験をする生徒には中学で習う方程式を教えます。有名通信教育のテキストにあるような中学受験特有の特殊算は、方程式を使わずに小学生でも解けるように簡便化したものであり、その方法だけを覚えても論理的な思考力は身につかないのです。

方程式を用いて受験問題を解くことで、「答え」より「解き方」が大切であることを学び、算数から数学への移行がスムーズにできるような指導を心がけています。